2019.11.9 アジ泳がせ釣り

今回は玄界灘でのアジ泳がせ釣りです。活きた小アジをエサにしてヒラメやアコウなどの根魚やヒラマサ、ブリ、カンパチといった青物を狙うこの釣りは思わぬ大物もヒットする大変スリリングな釣りです。

乗る船は福岡市の西浦港から出港する喜代丸です。船長の木戸さんは本業は漁師で月に4回ほど遊漁船をしています。

泳がせ釣りの遊漁船はエサの小アジはあらかじめ用意している船もあるのですが、この喜代丸は自分達で小アジを釣ってから出発します。この日は5:10集合で5:30頃より小アジ釣り開始です。釣る場所は港の防波堤の内側で、目の前の防波堤では沢山の釣り人がやはりアジを釣っていて、堤防の釣り人が投げる仕掛けが私達の船のすぐ近くまで飛んできます。

この日乗船の釣り客は私も含めて6名です。活きエサ確保用の15本針のサビキを使い1人100匹を目標にエサ釣り開始です。この時期の小アジは良く釣れるので喰いが立ってくると15本針に13匹程釣れます。なかには23㌢位の中アジも混じるので、それは人間のエサとしてクーラーボックスに入れます。全員ひたすら小アジ釣りに没頭して40分ほどでイケスの中は一杯になりました。いよいよ沖に向かって出発です。

夜が明けて日が昇るこの時間帯は、いつも期待でワクワクしますね。

出港して40分位で1ヶ所目のポイントに到着しました。水深は50㍍前後です。小アジを針に掛け船長の合図を待ちます。「ハーイ!よかよー!」という合図を聞いて第一投目を投入しようとしたその時です。船が大きく揺れたので踏ん張ったら腰にズキッ!っと痛みが走りました。その瞬間「ヤバッ!」と思い力を緩めたので本格的なギックリ腰にはなりませんでしたが、腰痛を抱えながらの釣り開始となってしまいました。実はこの2日ほど前から腰に違和感を感じていたのですが、動けなくなるほどにならなかったのは不幸中の幸いでした。

腰をかばいながらどうにか第一投を投入しました。仕掛けが着底するとすぐにアタリがありましたがこれは乗りませんでした。その後船は10分ほど走って次のポイントに移動しました。この釣りは撒きエサで魚を集めるのではないのでアタリがなければポイントを次々に移動して行きます。釣り始めて30分位でようやく何かが掛かりました。引きの具合からすると中層まで抵抗が続くので根魚ではなさそうです。上がってきたのはヨコスジフエダイという魚で通称アカイサキと呼ばれています。少し身が柔らかいのですがおいしいお魚です。この魚が船中第一匹目でした。

この日は、潮の動きが悪いせいか他の釣り人にもあまりアタリがありません。潮が動かないと魚の食い気が出ないのと、広範囲に探れないのです。その後数ヶ所移動して8:10頃に再びアタリを捉えました。上がってきたのは1.2㌔程のちょっと小ぶりなヒラメでした。

その後もアタリは少なく13:40に納竿となりました。私の釣果はヒラメ2匹(1.8㌔と1.2㌔)アコウ2匹(1㌔と0.6㌔位)ヨコスジフエダイ2匹(1.3㌔と1.05㌔)それからアジ多数です。私の隣のお客さんは5㌔位のヒラマサを釣りましたがその他は小ぶりなアコウが2匹だけでした。他のお客も苦戦していた様子でボウズが2名いました。

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