• No fish no life

「落とし込み」という釣り方があります。何の事かわからない人もいると思いますが簡単に言うと食物連鎖を利用した釣り方で、小魚のイワシなどが仕掛けの針に喰いついたらそのまま海底付近に落とし込んでブリやヒラメ等の大型魚に喰わせて釣りあげるというものです。本来のシーズンは秋から冬にかけてなのですが、あるきっかけでこのところ伊万里湾でやっております。

私の釣り仲間で吉富さんという人がいます。彼とは25年位の付き合いで、昔は磯釣りで離島遠征もよくしたのですが、10年位前からは平戸や玄界灘といった近場で船釣りをしております。その吉富さんが昨年末に松浦の親戚の人から長年使っていなかった伝馬船を譲り受けたのです。長いこと港に係留したままだったので貝だらけの船底を掃除して塗り直し、エンジンも新品に替え、GPS付魚探も装備して2月の中旬にようやく乗れるようになりました。費用は全部で100万円位かかったそうです。船は伊万里と松浦の県境付近の滑栄(ナベルバエ)港に係留してあります。アジを狙っての初出漁は2/22でしたがその時はシケでほとんど釣りが出来ずに終わり、次は2/29に冷たい雨の中を修行状態で頑張ったのですが小さなカサゴ2匹で終わり、その後も釣果に恵まれずにいました。そして、3/21になんとかアジが釣れるポイントを探し当て2人で20匹ほど釣ることができました。この時カタクチイワシの群れに遭遇したので、「もしかしたら他の大型魚もいるかも知れない」と思い、仕掛けにイワシが喰い付いてからそのまま待つと、思った通り青物がいたのです!この時はアジ用の3号の細仕掛けしかなかったのでほとんどブチ切られたのですが、吉富さんが30分ほど慎重にやり取りしてようやく3㌔位のヤズを上げました。他にもスズキが釣れました。

これに味をしめて4/4もやってみました。前回と同じポイントにはこの日もイワシの群れがいたので8号の仕掛けでやってみたのですが、アジも普通に連れてイワシが針に付くとまたも青物やスズキが喰って来ました。惜しかったのは3㌔はあろうかというヒラメを吉富さんがバラしたことです。大きなタモが無かったので糸を持って船に引き上げようとした時にプツッと切れて逃げられたのです。この日はアジを2人で60匹程とブリ2匹にスズキ3匹とまずまずでした。

こうなったらまたやってみるしかありません! 4/11も同じ狙いで出漁しました。期待に胸を膨らませて出港し前回のポイントを目指します。

しかし、この日はイワシの群れは見つからず、アジも釣れません。前回大漁だったので大きめのクーラーボックスを持ってきたのですが、それがいけなかったのでは?と思う位サッパリアタリが無いのです。2時間位たって「今日はダメやね」なんて話しているうちにアジがポツポツ釣れ出しました。そして、暫くすると竿先に小さなプルプルプルというアタリを感じたのです。そう、ついにイワシがやってきて針にかかったのです!そしたらスグでした。強烈な引きが襲ってきたのです。仕掛けは8号とはいえ青物相手には細いので慎重にやり取りしブリをゲット出来ました。その後もイワシが付くとコンシタントにブリやヤズ、スズキが喰ってきます。そしてマダイまで!イワシは何でも釣れます。

あまりの釣れっぷりに、近くで釣りをしていた船の人が「どうやって釣っているんですか?」と聞きに来たほどです。

13時頃にはマキエサが無くなったので納竿し帰港しました。持ってきたクーラーには入りきれずにフタを開けたまま車に乗せたので帰りの車内はメチャ生臭かったです。この日の釣果によって翌日と翌々日の丸二日間、魚さばきと料理に費やしました